莫高窟入口の佛塔

甘粛省北西部、かつての西域との交通の要衝、敦煌郊外にある莫高窟は4~14世紀に造営され、約490窟が現存する佛教美術の一大宝庫であり、「石漠の大画廊」の別称がある。改修された石窟・佛画と違って、風化に任されたまま立を尽くす佛塔には長年月の歴史の重みがより強く感じられ好もしい。

Photo & Text by 吉村 信(福井市)