陽刻飛天
北魏(220~265年)

中国最大の詩人・杜甫の故郷鞏県きょうけんには、北魏宣武帝の景明年間(500-504年)に開かれた石窟寺(希玄寺)がある。洛陽の龍門石窟の規模には及ばぬが、雲崗に匹敵する繊細な陽刻の佛像・飛天が天井、壁面を飾っている。

Photo & Text by 吉村 信(福井市)