阿弥陀浄土変相

大乗経典に基づく、蓮台上に坐る阿弥陀佛が、脇侍菩薩以下多くの聖衆を従えて説法するさまを示す、精緻な一木造りの浄土景観図である。飛天と共に聖鳥・ガルーダ、聖蛇・ナーガ(コブラ)も彫り込まれ、ヒンズー教の影響を受けたネパール佛教の特徴が良く現れた作品である。

Photo & Text by 吉村 信(福井市)