阿弥陀浄土変相
宋(紀元960~1276年)

敦煌石窟の外壁に描かれた阿弥陀浄土変相図で、風雨に晒され剥落脱色が目立っている。日本なら国宝級の文物であるが、あまりに多くの文物があるため、保存が追い着かぬのであろうが、なんとも羨ましくも勿体無くも感ずる光景である。

Photo & Text by 吉村 信(福井市)