莫高窟入場門
この門は、莫高窟の正門の五分の一のミニチュア版で、全ての参観者はこの門を潜って憧れの莫高窟へと入場する。石窟を守るために植樹された白楊(バイヤン)(ポプラ)や楡樹(ユーシェ)(楡[にれ])の作る木陰に優雅に佇んでいる。後方の石窟の壁には天水・麦積山と同様、極彩色の宋代の飛天や天女が雨曝しのままになっており、「文物が多すぎると保存に手が回らぬか?」と羨ましいような勿体無いような不思議な感慨にいつも捉われる。
Photo & Text by 吉村 信(福井市)
莫高窟入場門
この門は、莫高窟の正門の五分の一のミニチュア版で、全ての参観者はこの門を潜って憧れの莫高窟へと入場する。石窟を守るために植樹された白楊(バイヤン)(ポプラ)や楡樹(ユーシェ)(楡[にれ])の作る木陰に優雅に佇んでいる。後方の石窟の壁には天水・麦積山と同様、極彩色の宋代の飛天や天女が雨曝しのままになっており、「文物が多すぎると保存に手が回らぬか?」と羨ましいような勿体無いような不思議な感慨にいつも捉われる。
Photo & Text by 吉村 信(福井市)