貼金彩絵石彫佛造像背光局部
北魏-東魏(紀元386~550年)

青州市龍興寺出土の、山東省特産の石灰岩を材料に、笙を吹いたり各種の楽器を奏でる飛天を巧みに表現した石刻彫刻の頂点とも言うべき佛像背光である。飛天は口元に穏やかな笑み(アルカイック・スマイル)を浮かべ、羽衣を纏って軽やかに空中を舞っている。

Photo & Text by 吉村 信(福井市)