三彩陶駱駝載楽舞俑 唐(618~907年)

駱駝の鞍上で、隆鼻紫髯(しぜん)緑眼の胡人(ヨーロッパ・アラブ系の西域の人)が舞い踊り、琵琶、笙などを奏でる様子を、生き生きと描写した唐三彩の佳品である。当時の世界一の国際都市、長安の栄華を余すことなく表現している。

Photo & Text by 吉村 信(福井市)