陶俑 駱駝像 唐(118~907年)
鞍を掛けられた、人懐こい表情のイラン・中央アジア原産のフタコブラクダ[ヒトコブラクダ(単峰駱駝)はアフリカが原産]が、甘え声をあげているらしい、なんとなくユーモラスなラクダ像である。冥器(明器)共通の緊張性に欠けるところが面白い。
当時、世界最大の国際都市であった長安に西域から珍奇な文物をもたらした、最大の功労者の、一瞬の休息の表情を捉えたものと思われる。
Photo & Text by 吉村 信(福井市)
陶俑 駱駝像 唐(118~907年)
鞍を掛けられた、人懐こい表情のイラン・中央アジア原産のフタコブラクダ[ヒトコブラクダ(単峰駱駝)はアフリカが原産]が、甘え声をあげているらしい、なんとなくユーモラスなラクダ像である。冥器(明器)共通の緊張性に欠けるところが面白い。
当時、世界最大の国際都市であった長安に西域から珍奇な文物をもたらした、最大の功労者の、一瞬の休息の表情を捉えたものと思われる。
Photo & Text by 吉村 信(福井市)