酔象降伏 アジャンタ第17石窟(5世紀後半)
ヴァーカータカ朝のハリシェーナ王(在位475-500年頃)の諸侯の一人が寄進したとされる窟で、釈迦前生物語(ジャータカ)の有名な「酔象降伏」の一場面である。
釈迦の人気に嫉妬した徒弟デーヴァダッタが巨象に酒を飲ませて釈迦を亡き者にしようとするが、釈尊の威光に狂象も頭を垂れて服従した様子を絵師が見事な技量で描いている。
Photo & Text by 吉村 信(福井市)
酔象降伏 アジャンタ第17石窟(5世紀後半)
ヴァーカータカ朝のハリシェーナ王(在位475-500年頃)の諸侯の一人が寄進したとされる窟で、釈迦前生物語(ジャータカ)の有名な「酔象降伏」の一場面である。
釈迦の人気に嫉妬した徒弟デーヴァダッタが巨象に酒を飲ませて釈迦を亡き者にしようとするが、釈尊の威光に狂象も頭を垂れて服従した様子を絵師が見事な技量で描いている。
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