半坡類型彩陶瓶 新石器時代(甘粛省博物館)

陜西省西安市の東にある仰韶(ぎょうしょう)文化期の大集落跡で有名な、半坡(はんぱ)遺跡から出土する魚紋彩陶土器に見られる、魚をデザイン化した土器に酷似するため、「半坡類型」と名付けられた甘粛省出土の彩陶土器である。それにしてもあまりにも似た魚のデフォルメ化は、両地方の交流を示唆するものではないかと思われる。

Photo & Text by 吉村 信(福井市)