唐三彩「婦人騎馬像」
唐(紀元618~907年)
唐代は、中国史上空前絶後の経済繁栄を誇った時代であったが、武則天の皇帝就任に見るごとく、女権が一段と確立した時代でもあった。
本例は帽子を被り、着飾った貴婦人が颯爽と馬に跨って長安郊外に行楽に行く姿を写し取ったと思われるものである。明器にみられる暗さは微塵もなく、華やぐ大唐文化の粋といったものが感じられる心地好い作品である。
Photo & Text by 吉村 信(福井市)
唐三彩「婦人騎馬像」
唐(紀元618~907年)
唐代は、中国史上空前絶後の経済繁栄を誇った時代であったが、武則天の皇帝就任に見るごとく、女権が一段と確立した時代でもあった。
本例は帽子を被り、着飾った貴婦人が颯爽と馬に跨って長安郊外に行楽に行く姿を写し取ったと思われるものである。明器にみられる暗さは微塵もなく、華やぐ大唐文化の粋といったものが感じられる心地好い作品である。
Photo & Text by 吉村 信(福井市)