白釉黒花文瓶
北宋(960~1127年) 磁州窯
磁州窯の黒花器には、速筆で伸びやかに描かれた、現代アートに通じる作品がある。本例も、陶工が興にまかせ、筆先、筆腹を自由に使って、花弁とも蝶とも旋風(つむじかぜ)とも、魚とも蝦とも水泡ともつかぬものを、一気呵勢に書き上げている。非常に健康的で清清しい感じのする一品である。
Photo & Text by 吉村 信(福井市)
白釉黒花文瓶
北宋(960~1127年) 磁州窯
磁州窯の黒花器には、速筆で伸びやかに描かれた、現代アートに通じる作品がある。本例も、陶工が興にまかせ、筆先、筆腹を自由に使って、花弁とも蝶とも旋風(つむじかぜ)とも、魚とも蝦とも水泡ともつかぬものを、一気呵勢に書き上げている。非常に健康的で清清しい感じのする一品である。
Photo & Text by 吉村 信(福井市)